K-show 2022で最新技術と経営陣の拡充を発表

K-show 2022で最新技術と経営陣の拡充を発表

プラズマトリートGmbH (本社:ドイツ、シュタインハーゲン) はファミリービジネスの今後の発展を目指し、経営陣の拡充を図っています。K-show 2022の記者会見では、記者と編集者に新たな経営メンバーが紹介されました。2022年10月22日 (木) 午前11時、大気圧プラズマ技術の世界的なマーケットリーダーである同社は、技術、応用分野、およびOpenair-Plasma・PlasmaPlusシステムについて質疑応答を行いました。

サステナビリティをテーマにした展示会プログラム
会場となった11ホール I65ブースでは、来場者と関係者に大気圧プラズマ技術が簡潔に紹介されました。従来のプラスチック表面処理に代わる安全で効率的、かつ環境に優しいプラズマアプリーションのメカニズムを同社の専門家が解説し、参加者は接着、塗装、印刷、ガスケットの材料に関わる問題をプラズマで解決する方法について理解を深めていました。ブースでは太陽光発電レースカーから、再生プラスチックを使用したカップの製造、しわの入ったカップ表面への高品質な印刷まで、プラスチックに特化した様々なアプリケーションが紹介されました。また、大きさの異なる部品を局所的および広範囲にプラズマ処理する様子も実演されました。

Magnus BuskeLukas Buskeが経営に参加
プラズマトリートは1995年に設立され、Christian Buskeが築き上げた会社です。革新的で汎用性の高いプラズマ技術は大きな成功を収め、現在ではドイツ本社をはじめ、アメリカ、カナダ、中国、日本の現地法人に技術センターを、30カ国を超える国に自社の子会社と販売代理店を擁し、世界中のユーザーにとって身近な存在となっています。創業者のChristian Buskeは成功の継続と拡大を目指し、ファミリービジネスを順次息子たちに継承していく考えです。すでに経営を拡大し、次世代の2人を迎え入れています。

Lukas BuskeとMagnus Buske (左から)、父親とファミリービジネスのプラズマトリートGmbHを率いて、前処理分野でより環境に優しい製造プロセスを顧客に提供することを目指しています。

Magnus Buskeは経営学と機械工学を学んだ後、Jowat SE デトモルト本社勤務を通じて接着剤産業で幅広い経験を積み、特に基材の前処理分野に精通しています。こうした経歴から2018年にはプラズマトリートの接着アプリケーション担当マネージャーを任され、各種産業・研究分野のプロジェクト責任者となりました。入社間もなく研究開発部門の責任者を引き継ぎ、現在は新たな経営チームで購買、製造、設計、イノベーションマネージメント、コマーシャル部門も担当しています。「近いうちに会社と私の活動は、製造工程をより環境に配慮したものに変え、有害な溶剤を私たちのプラズマアプリ-ケーションに置き換えてCO2排出を削減することが中心になっていくと考えています」(Magnus Buske)。

Lukas Buskeは産業工学の修士号を取得した後、VWグループでキャリアをスタートさせ、モバイルサービス関連の研究分野に携わりました。その後はAudi AGでセンサー・アクチュエータ分野の開発エンジニアとして約3年の経験を積み、2017年からプラズマトリートのPlasmaPlus事業部マネージャーとして腐食防止コーティングなど、大気圧プラズマを利用したナノコーティングの開発に取り組んでいます。2019年以降はプラズマアプリケーション主任およびマーケット部バッテリー担当マネージャーを兼任しています。今後は新たな経営チームの一員として、販売・サービス、マーケティング、人事さらに各事業部の開発も担当する予定です。「国際的に力強い成長が期待されるeモビリティ・エレクトロニクス分野において、プラズマトリートには将来大きな可能性があると見ています。バッテリー分野で言えば、燃料電池分野のアプリケーションに加えて、熱伝導性や絶縁性といった将来を見据えた非常に具体的なテーマを追求していくつもりです。私たちプラズマトリートは、お客様の頼れるパートナーとして、未来に向けた製造とプロセスの構築に役立ちたいと考えています」(Lukas Buske)。

Christian Buskeは拡大された強力な経営陣による会社運営に期待を込めながら、最後に次のように強調しました。「私たちの役割は、ドイツのノウハウ、刺激的なイノベーション、そして常に高品質なサービスを通して世界中のお客様を近くで最適にサポートすることです。グローバルマーケットのリーダーとして会社が急成長を続けるなか、将来もこれを確実に実践し、研究開発・販売の拡大や新子会社の設立に邁進するには新たな世代を迎えて盤石な経営体制を築くことが何より重要でした。この体制でさらなる発展を目指していきたいと考えています」。

 
プラズマトリート創業者Christian Buskeは息子のMagnus BuskeとLukas Buskeを経営陣に迎えました。(左からMagnus Buske、Christian Buske、Lukas Buske)

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