RD2004プラズマノズルの長所は、多種多様なOpenair-Plasma®技術の用途に適したコンパクトな設計にあります。本体をスリム化したことにより、さまざまな個所へのアクセスが可能となり、設置が難しい条件でも効果的な処理を行うことができます(射出成形加工装置のオープンツールなど)。また複数のプラズマノズルを一列に並べることが可能な構造を備えており、面積の広い表面でも均一な処理を施すことができます。
プラズマローテーションノズルRD2004は、1.8kgと軽量であることから、ハンドリングシステムやロボットシステムに取り付けて使用するのに最も適した製品です。このノズルを使用すれば、極めて高い精度で外形に沿った処理を行うことができます。プラズマノズル内部の高電圧放電によりプラズマを発生し、圧縮空気を用いてワークピース表面にプラズマを吹き付けます。ほとんどの場合、コンポーネントの温度上昇幅は20℃未満となります。プラズマノズルを最適な条件に調整した場合、表面には肉眼で判るような変化は生じません。また 72mN/m を上回る高い表面張力を確実に達成することが可能です。