環境に優しいプラズマで表面をオーダーメイド

Freudenberg Forschungsdienste KGの表面テクノロジー部門は、基板の素材特性を損なうことなく、部品とロールになった品物(布、不織布、ホイル)の表面を加工する技術的な解決策を探究しています。この方法により、標準的な日用品がカスタム化された特注品に変わります。

取り組み

Freudenberg Forschungsdiensteは、包括的なテストを行い、伝統的な超音波洗浄、ブラスト処理、化学薬品処理と、大気圧プラズマテクノロジーを比較しています。

長年の経験に加え、この研究機関は、部品の機械テスト(例えば接合試験所にて剥がれテスト、引張せん断テスト、引張テスト)を行うと同時に、化学、ミクロの解析手法、水和性、表面エネルギー、及び表面トポロジーの測定とカスタム化を推進しています。常に特定のアプリケーションに関連し、適切な接着剤、接合剤-例えばポリウレタンをベースとしましたもの-を探究しています。

成果

自社で出版している雑誌「FFD Dialogue」(1/2010)には要約が掲載されています: 「当社では、プラズマ技術を、その環境に配慮した性質と、資源の効率的利用の性質ゆえに、未来型表面改質テクノロジーとして評価しています。溶媒を使わず、排水を汚染せず、エネルギーと時間のかかる乾燥処理も必要ありません。更に、革新的な製品や製品特性を市場に流通させることができるという点で、特に関心が集まっています。前述のプラズマジェットを使った前処理のアプリケーション(例えば、接合、ラミネート加工、印刷、染色)に加え、弊社ではプラズマテクノロジーを使い、表面エネルギーと水和性の調整、親水化[...]、 疎水化、疎油化(汚れ、油の反撥効果)、多目的コーティング(例: 酸性、アルカリ性、接着性、又は分離性) 、生理活性コーティング(抗菌、防カビ)等、さまざまな表面特性を実現しています。

Freudenberg Forschungsdienste KG は、ロール状になった原材料の継続的プラズマ活性化とプラズマコーティング処理に、今後もプラズマテクノロジーを導入していきます。こうしたテクノロジーは、布、不織布、ホイルをはじめとする、際限なく続く広い面積の基板を、迅速かつ対費用効果の高い方法で表面加工することを可能にしてくれます。」

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