環境に優しい新たなプロセスと最終製品
ドライなOpenair-Plasma® テクノロジーを利用すれば、湿式の化学薬品プロセスの多くを省略することができます。プラズマを用いた超微細クリーニングは、すでにあらゆる洗浄プロセスの代替技術として利用されており、大量のエネルギーを使用する乾燥工程が必要ありません。高効率プラズマ活性化により、環境に有害で、健康を害する接合剤やプライマーを使用する必要がなくなります。接着機能を大幅に強化することができるため、揮発性有機化合物を使用しない水性塗料や接着システムを代替材料として使用することができます。これらの特長を全て兼ね備えたOpenair-Plasma® を利用することで、コスト効率に優れた環境に優しい、そして有害物質を含まない製品の、新たな製造プロセスの実現が可能となりました。
新素材を自由に利用
Openair-Plasma® テクノロジーを利用すれば、それぞれの業界において、原材料や材料の効率性、省エネルギーに関して年々厳しさを増す要求に応え、汚染物質や化学物質の使用を避けることができます。Demea(Deutche Materialeffizenz Agentur [ドイツ資材効率局])によれば、材料コストが占める割合(約45.4%)は人件費をも遙かに上回っており、各コストの中で最大となっています。Openair-Plasma® 処理は、工業生産において、これまで相性の悪い材料同士の接合に初めて成功した技術です。例えばポテンシャルフリープラスチックに対し、塗装や接合などの分野における加工に必要な特性を選択的に付与することができます。材料を自由に利用できる新たな時代がまもなく訪れようとしています。